本格的な帝釈天の秘儀は少し難しいですので
今回はそのエッセンスのみを取り出した
体も心も明るく照らしだす帝釈天観想法をご紹介します。
宮沢賢治の小説にもある「インドラの網」は
インドラ(帝釈天)がお住まいになるといわれる宮殿の天井にあたり
網目に万事、物事が叶うといわれる宝珠を結び目として
全天を明るく照らしているといわれています。
華厳宗の秘儀の一つであるこの観想法は
実際に行うととにかくまぶしい発光体に包まれたような感覚に陥り
現在抱えている一切の闇を全部消してしまうような力を秘めています。
観想法、瞑想法というとただ目を閉じて静かに心を落ち着けるようにして
時間を忘れて集中するといった感じですが今回の技は
自身を光り輝く帝釈天へと変貌させていく秘儀なのですね。
長くても5分ほど、短いと1分もかからずに出来る
簡単なおまじないとして紹介しますので静かな夜を過ごす一日の終わりに、
また一日頑張ろうと気を引き締める朝に行っていただくといいかなと思います。